現実

クラシックバレエの世界でプロを目指すことについて本当にあきらめられたのは、昨年の7月頃です。高校2年生の春に辞めたバレエをまた同じ教室で再開したのですが、自分の気持ちがひどくかき乱されることに気付いたのです。自分の諦めの悪さに嘆息しましたが、何よりもプロを目指している自分より若い世代が周りにいる環境を選んだ自分の愚かさに呆れました。

私の中には、「もしもバレエをやっていく上であんなつらい思いをしなければ絶対にプロになる道を歩めた」という思いがどこかにあったんだと思います。だからまだ純粋にバレエが好きでプロを目指している人には嫉妬心を、ただの習い事としてしかやっていない人には苛立ちを感じてしまっていました。自分の感情がどれほど自分勝手で横暴なモノなのかは理解していましたが、このような感情は発散させないとストレスになっていしまいます。

結局再開してからわずか1か月でやめてしまいました。でも今回はもう同じ形ではバレエをやらないという私としては強固な決断を踏まえたものでした。あきらめが悪くてバレエは私に向いていないんじゃないかと思い始めた中学1年の頃から約6年。頭の隅に常にはびこっていたこの迷いはいつでもどこでも正しい進むべき道の妨害をしていました。

本当の意味でバレエを辞めてから約半年の今は、「普通の女の子らしい」という表現がされやすい趣味、すなわちショッピングや音楽を楽しむようになりました。それがすごく幸せに思えるんです。

バレエに費やした時間、バレエで失った時間。およそ12年の時を私はバレエに囚われたまま過ごしていました。バレエダンサーと言う夢を持って、自分の可能性に賭けてそして現実を知った時間。取り戻すことは決してできない時間がくれたさまざまな教えを、「無駄」の一言で12年を消し去らないように胸に留めていたいです。

そういえば、友達が新宿のお見合いパーティーに行くと言っていました。
私も今度行ってみようかと思っています。
何事も行動に無駄はない、そう思うからです。
失敗も良い経験になればいいですものね。

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